介護の中でも、排せつの介助をすることは手間がかかる作業です。それに、介護をしている側の方も、排せつの介助は大変だと感じられている方が多いのです。排せつの介助をすることは、1日のうちで何回にもわたります。

要介護の度合いによっても変わってくるのですが、その中でも認知症になっている場合はトイレ以外の場所にしてしまうことや、便に触れてしまうこと、おむつを自分で勝手に外してしまうといった行動をとるようになり、介護者にとっても大きな悩みとなっているのです。

認知症になっているわけではなく、単に排せつをするのがトイレまで間に合わなかったということであれば、本人のプライドがとても傷ついてしまいます。それに、環境が悪くなってしまうことも考えられますし、臭いの面でも問題が出てきてしまうものでしょう。

1日でのトイレの回数やどの程度の間隔で行くかという点は、決まっていることが多いです。最初に数日の間メモをとるようにして、どの様な傾向であるかをチェックしておきます。排せつの周期を作るのと共にトイレに行きたい時にはどういったサインを出しているのかという点も見逃さないことが大事です。

普段の動作もしくはしぐさなどから、介護をする側がトイレに行きたがっているのだというサインを感じ取ることができれば、トイレに間に合わせてあげることができるということです。

トイレに行きたい時にはどういったサインが出やすいかと言うと、落ち着きがなくソワソワとしているように見えることや、目が泳いでしまっていることもあるでしょう。それに、何かを言いたげにしていることもあるかもしれません。

頃合いを見て定期的に声をかけてあげると、トイレでの失敗が減るのではないでしょうか。水分を多く摂った場合には、特に間隔が短くなることがあるので、注意が必要です。それに、週に2、3回は訪問介護の方に来てもらい、排便について調節をしているというケースもあるので、ケアマネジャーに相談してみることも一案です。

頻繁に高齢者に声をかけるようにして、幾らか時間が経ったなら本人がトイレに行きたくないと言ったとしても、トイレに連れていくことが大切です。例え尿意をもよおしていなかった場合でも、トイレに行き便座に座ったなら少なからず出ることでしょう。

声をかけるタイミングとしては、朝起きた時や朝食を食べて身支度を整え終えてからが良いです。それ以外には、昼間であれば2時間から3時間置きほど、そして寝る前にも行っておくことは大切です。それでも、あまりにもこまめに声をかけすぎると、相手のプライドが傷ついてしまうこともあります。

よって、自分がトイレに行くから一緒に行かないかなどといったようにさりげなく誘導をすることがポイントです。トイレに行ったとしても、ズボンや下着を下ろすのに手間取ってしまい、間に合わなかった…ということも起きてしまうことがあります。

そういったことにならないように、ゴム状になっているウエストのものなど、上げ下げがしやすいズボン等を着用させることも必要です。夜中に目を覚ますことで、1人でトイレに行こうとして失禁に繋がることもあります。

そういったことを防ぐためには、デイケアに通うことなど日中に動くようにさせて、夜中にはぐっすりと眠れるようにすることが大事です。