高齢になってくると、手先を使う作業がしにくくなってくることで、靴を履くと言う行為も面倒になることや、苦手意識を持ってしまうことがあるものです。そういったことから、外出をしたくなくなってしまうこともあるかもしれません。

とは言え、高齢者であっても外出をして歩くと言うことはとても大切です。できるなら、1人でも歩けることが理想と言えるでしょう。そのためには、自分で靴が履けるように工夫を凝らすと言う方法があります。

手先を使った細かな作業が苦手になると、すぐさまできないということで、やってもらおうとする方もいることも考えられます。それでも、本人ができないと言ったとしても、全て補助してあげる必要はないと言えます。

もしできないからということで何でもしてしまえば、高齢者は頼むことによって何でもしてもらえるのだと思い、自分ですることを止めてしまいかねないのです。なので、高齢者が少しでも自立できるように、自分自身で行えるように工夫をしてあげることがポイントになります。

どういった工夫かと言うと、全てではなく一部分のみ手伝うということなどが当てはまるでしょう。相手はどういったことができるかを考えて、行えるようにしていくことが賢明です。

靴の脱ぎ履きについては、自分でできるようにするなら、介護靴やリハビリシューズがおすすめです。通販などでも販売していますし、マジックテープ仕様になっているものもあるため、履きやすいと言えます。

屋外用の介護靴は、幅が広いという特徴があり、履き口も足を入れやすい作りです。軽さや靴底のクッション、通気性などに拘って作られているのです。介護靴は屋内用のものもあります。

自宅の中で転んでしまうことなどが心配である方などには特に適しているでしょう。脱ぎ履きの点で手軽さがあることから、デイサービスを訪れた際に履くのも利用の手段となります。

滑り止めが付いているものを選ぶことが大事であり、つま先部分が上に少し反っているタイプだと、躓く心配も減ります。それでも、多くが防水になっていないので、その点については注意をしましょう。

足に腫れやむくみのある方は、足を締め付けることのない足先などが柔らかいタイプが適しています。このタイプなら、外反母趾やリウマチで変形してしまい痛む方でも安心して履くことができます。

また、高齢者も足元のオシャレを楽しみたいという方もいるかと思います。そういった方なら、地味なデザインではなく、履きやすい上にデザイン性のあるオシャレな靴を選ぶのも一案です。

女性なら、花柄の靴などはいかがでしょうか。さらに、靴の脱ぎ履きをする際の環境を整えることも忘れてはいけません。玄関には手すりがあると安全ですし、段差をなくすための踏み台を設けることもポイントです。

踏み台があると、足腰への負担を減らすことができますし、転倒を防ぐことにも繋がるのです。高齢者も少しでもアクティブに過ごせるように、工夫をしていきましょう。