別居で介護を行うことも考えられる!その時の介護方法とは

介護が必要になった親とは別々に暮らしているという方も多いことでしょう。一緒に暮らしながら介護をしていきたいと思っていても、なかなかそうはいかないこともあるのではないでしょうか。

離れて暮らす親の介護をする難点と言えば、介護をするための往復などにかかる交通費や連絡を取り合う際の通信費、介護サービスを利用する費用などといったお金がかかってしまう点が挙げられます。

その他にも、近くにいて様子を見ることができないために、親がどういった状況であるかわからないという面もあるのです。ただ、離れての介護には利点もあります。親にとっては、自身が住み慣れている地域にいながらにして、安心して介護を受けることができます。

子供に四六時中いつも面倒を見てもらうというわけではないので、そういった点で子供らに申し訳なさなどを感じることもないでしょう。それに、環境が変わることで認知症を発症してしまったり、悪化することを防ぐことができるでしょう。

介護をする子供側としても、介護をしなければいけないということでの離職を避けることが可能になりますし、介護によるストレスを減らすこともできます。1人だけに介護の負担がかからないため、相続をする際にもあまりもめてしまうこともないと言えます。

遠くに暮らしている親を介護するとなると、金銭的な面でも不安はあるのではないでしょうか。遠くにいながら介護をする場合の費用を見てみると、まずは介護サービスを受ける場合の額がポイントになります。

普段の生活上で不便な面があるなら、ケアマネジャーに相談の上でヘルパーの方を派遣してもらうようにすることも必要になりますし、配食サービスを利用することも考えられます。

福祉用具をレンタルすることになることもあるかもしれないのです。金銭的な負担を減らすならば、要介護認定を受けることが適しています。そうすることで介護保険サービスを利用することができるでしょう。

他にも、ボランティアの助けを借りると言う手段もあります。見守り訪問を行っているボランティアや、家事代行をしてくれるサービスもあるので、探してみるのはいかがでしょうか。

介護の度合いがあがっていくにつれ、段々と自宅で介護をすることは容易ではなくなってきてしまいます。そういったことから、なるべく状態を悪くしないように配慮をすることが大事になってきます。

手すりをつけることや、段差をなくすこと、またはガスだったものを電気調理器に変えるなどといった工夫をすると、普段の生活の中で起こってしまいかねない怪我や事故を防ぐことができると言えます。

通信費を抑えるなら、無料のLINEなどといったアプリを活用することで、家族間の連絡をしやすくなります。また、帰省にもお金がかかりますが、JALやANAなどの航空会社では介護規制割という制度を設けていますので、こうしたものを利用することもうってつけです。

遠くにいながら介護をするためには、声で調子を確かめるために親本人と頻繁に連絡を取ることが大事ですし、介護をしていく家族同士で話し合いをきちんとしていくようにしましょう。

介護にはどの程度の費用がかかるのかも知っておく必要あり!

介護をするなら、それに必要になってくる費用についても把握しておかなければいけません。費用を沢山かけて介護をすることもできるものですが、経済状況は家庭によって異なるものです。

なので、費用については経済面での負担や心理的や身体的な負担を加味して、費用を考える必要があるのではないでしょうか。介護保険内となっている介護サービスというのは、要支援・要介護度次第で相応に原則1割(収入によっては2割になることもあります)の負担で利用可能となります。

在宅サービスの支給額限度については、要支援1なら5万30円ほどが限度額であり、1割の場合の負担額は5003円ほどになります。要支援2の場合は10万4730円ほどが限度であり、1万473円が負担額です。

要介護1になると、16万6920円ほどが限度、1万6692円が負担額です。要介護5になると、限度額は36万650円ほどとなり、負担額は3万6065円になるでしょう。人件費や物価などは地域次第で違ってくるために、地域に合う掛け率の設定となっています。

よって、大都市になると額は高くなると言えるのです。限度額を超えてしまうこともあるかもしれません。そういった場合には、超えた分が自己負担となるものの、一定の額を超えてしまった分は高額介護サービス費用制度によって払い戻される可能性があります。

介護保険の適用とならないサービスを受けるとしたら、利用によって費用も高くなっていくと考えられます。介護にかかる費用については、前もって確認をしておくことが大切と言えます。

今の住宅を介護しやすいように設備を整えることもあるかもしれません。そのためにも、手すりやスロープを設置すること、福祉用具(歩行器やポータブルトイレなど)を用意すること、センサーなどを設置することなどといったことが挙げられると思います。

住宅を改修する資金を20万円まで支給してくれる介護保険があることをご存知でしょうか。とは言え、1割は自己負担となるのです。収入次第では2割負担になるでしょう。利用回数も、1人につき1回までなのです。

また、介護をするとすれば、消耗品としてオムツ代や消臭剤、清拭剤の費用も必要になりますし、病院に通院するとしてその交通費もかかります。家族が近くに住んでいない場合には、帰省する場合の費用なども必要になると考えられます。

介護には、月で3万円から5万円ほどの費用が見込まれます。それに、介護をするだけではなく医療費もかかってくるでしょう。介護をする側の家族は、大体が介護費用を全て負担できるわけではないのです。

なので、基本的には介護費用は介護を受ける側の親の年金から出すということになります。年金での収入では介護費を払えないことになる可能性もあります。親の収入や資金などをチェックしておいて介護を始める前から計画をしておくことが賢明と言えます。

家ではなく、介護施設に入所するとなればさらに費用は高くなることが考えられることも覚えておきましょう。

介護サービスも利用!それならどんなサービスが活用できるのか

在宅で介護をするなら、利用できる介護サービスについても知っておくことが大切です。それぞれのサービスを利用する場合には、費用について要介護認定のレベルやその有無によって変わってきます。

よって、利用をされる前にあらかじめお住まいの地域の自治体の窓口に相談して、要介護認定を受けることが賢明です。介護サービスには訪問介護があります。高齢になってくると、自身で物事を行うことが難しい場面が増えてくるでしょう。

訪問介護サービスを受けると、ホームヘルパーや介護福祉士が自宅を訪れてくれます。自宅では食事や入浴、排せつや着替え、移動をする際の介助などを行ってくれます。その他にも洗濯や料理などといった身の回りに関する生活面の援助をしてもらうこともできます。

介護のプロが自宅に赴いて、家にいながらにして介護サービスを受けるというものなのです。また、日帰りとなるデイサービスもしくはデイケアというものもあります。利用者が事業所に通っていき、専門のスタッフから食事や入浴、日常生活などの面についての支援を受けられるのがデイサービスであり、デイケアは個別のリハビリを受けることができるのです。

この頃多くなっているのは、リハビリを専門としたデイサービスです。日帰りの通所となっていますが、要介護認定を受けた高齢者が、希望に合わせて週に1度か数回ほど通っています。

事業所においては、レクリエーションを行ったりもするので、高齢者の方も生きがいを見つけることや楽しみとすることができるのも大きなポイントとなります。デイサービスやデイケアを利用すると、いつもは自宅で介護をしている方も時間を他の事に使うことができるでしょう。

そうなると、介護でかかってしまうストレスを少なくすることができるのです。事業所への移動が必要になりますので、なるべく近くや通いやすい場所で探すことが便利ではないでしょうか。

さらに、ショートステイを利用されることも一案と言えます。高齢者で要介護認定を受けた方が有料老人ホームや特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などに数日から一週間程度入所をするというものです。

その中で食事や入浴といった生活の介助をしてもらうというものです。普段介護をしていた家族が旅行にでかけるということや、病気になってしまうなどして介護が一時的に難しい場合に利用することができます。または、介護する側の負担の軽減につながるでしょう。

主なサービスは食事などといった生活面の介護になりますが、季節色のあるイベントなども開催されるので、楽しんで過ごすことができるのです。普段は自宅にこもりがちになる高齢者の方が孤立感を感じないようにするためや、心身の機能を保つという意味でも利用をすることができると言えます。

他には、『居宅介護支援』要するにケアプランの作成と言うサービスを受けることも可能です。高齢者の方やその家族がどういった介護サービスを受けることが適切かという点についてケアプランを作ってくれるというサービスとなっています。

高齢者の方の心身の状態であったり、家族がどの様な希望を持っているのかによってプランが作られるのです。

介護をすることになった!そんな時に必要な心得とは

ご自身の両親などをいつ突然介護することになるかはわからないものです。その日がいつ来ても良いように、前持って準備をしておくことも介護の心構えとしては大事なことではないでしょうか。

まずは、介護保険のシステムについて知っておきましょう。介護保険というのは、誰であってもすぐに利用できるというものではないのです。介護保険は、給付を受けることができれば介護サービスおよび介護施設を利用できるようになります。

介護保険を受給するためには、住んでいる自治体の役所に要介護認定を申請しなければいけません。申請をした内容を元にして審査が行われ、要介護認定を受けることができたら、続いてケアプランを立てることになります。

これには利用する介護施設や介護のスケジュールなども含まれるものの、実際にどの事業所で介護サービスを受けるのかを選択することも大事になるでしょう。介護サービスは、色々とありますので、在宅で介護をしつつ通所できるサービスを利用することも可能です。

そして、介護施設で過ごすと言う方法もあります。介護保険の適用外となるケースもあるので、費用も幅があると言えるでしょう。要介護度やその時の状況次第で、どういったサービスを利用することになるのかという点が決まることになることも覚えておきましょう。

介護が始まると、介護を受ける相手が意思疎通をすることも困難になることも考えられます。よって、コミュニケーションがしっかりととれる間に経済状況についてや、かかりつけの病院のこと、近所付き合いについて、通帳などといった貴重品の保管場所などについて確認をしておく必要があります。

また、介護が必要となる親を持つ世代となると、仕事をされているという方も多いかと思われます。忙しくされていることも考えられるため、ご両親に会いに行くということもままならないこともあるかもしれません。

とは言え、わずかでもご両親に会う時間を作ることもすることは大切です。親に何かが起きてから、親のことに気づかなかったとわかる方も少なくないので、そのような状態を回避するためにも、親の生活について知っておくことが大事と言えるでしょう。

さらに、介護については分担を決めておくことも必要ではないでしょうか。介護というのは、24時間稼働と言っても過言ではありません。もし介護される側の方が認知症になっているなら、徘徊をしてしまうかもしれないのです。

そうした面が負担となってしまうことも考えられるので、ご家族で介護をされるなら、前もってご家族同士で役割分担をすることが必要になってきます。この頃では、介護うつや介護疲れなどといった言葉も出てきていて、社会問題になっているほどなのです。

要するに、介護をする側にとっても介護は負担になってきているということです。1人のみに負担が集中してしまわないようにすることが必要であり、皆で協力し合いながら行うことが大事でしょう。

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