介護が必要になる高齢者であれば、おむつを使用することになる方もいらっしゃるかと思います。そうなると、必然的におむつ代がかかってくるようになります。介護には様々な費用がかかりますが、おむつ代も必要であることを把握しておかなければなりません。

大人が使うおむつに関しては、実は介護保険の対象になっていないのです。ただ、条件を満たしていれば医療費控除を受けることができるでしょう。確定申告をしっかりとすることで控除を受けることができるので、条件に当てはまる場合は、確定申告を済ませることが大事です。

条件というのは、介護を受ける本人もしくは本人と生計を1つにして暮らしている家族が、税金を納めていることが第一です。そして、日常生活をおくるうえで紙おむつが必要であると医師が認めている場合も当てはまります。

また、大体6か月以上継続して寝たきり状態になっていること、年間の合計で10万円か、年間でもらっている所得金額の5%を超える医療費を払っていることなどといった条件があります。

それではここで、おむつ代の医療費控除の申請の手順等について考えてみましょう。まず、病院などの医療機関で『おむつ使用証明書』を発行してもらうことが第一です。『おむつ使用証明書』が発行された日以降からおむつを購入するための代金が控除されるので、なるべく早めの申請が適しています。

『おむつ使用証明書』をもらったなら、その日よりおむつを購入した領収書はきちんと保管をしておくことが大事です。その領収書にも、おむつを使っている本人の氏名とおむつ代であることがわかりやすいように、商品の名称を書いてもらうようにしましょう。

確定申告をする際には、『おむつ使用証明書』と領収書を共に税務署に提出することになります。おむつ代の医療費控除を受ける場合は、2回目以降は『おむつ使用証明書』の代わりとして、『おむつ代の医療費控除にかかる確認証明書』や『主治医意見書の写し』などといった、自治体で発行してくれる書類で申請をすることも可能です。

詳細については、かかっている病院や住んでいる地域の税務署、自治体に問い合わせると良いでしょう。自治体によっては、ある程度の条件を満たした方であれば大人用のおむつを支給してくれる場合があることも知っておくと便利です。

サービスの有無については、自治体の高齢福祉課などに問い合わせる必要があります。おむつ代を医療控除で購入するなら、おむつの購入ポイントも知っておきましょう。まずは外側のおむつ等(テープで留めるタイプやパンツタイプがあります)から選ぶようにします。1人で歩けるかなどの身体の状態や、本人の好み、体型などを考慮することが大事です。

それから、先に選んだおむつ等に合うパッドを探します。男性用か女性用といった性別及び、昼用や夜用といった尿の量などから選ぶことが必要です。パッドはテープで留めるタイプのおむつとパンツタイプのものと異なりますので、注意をしましょう。