高齢者になると、より免疫力が必要になることが考えられます。免疫力というのは、身体に備わっている、病気になったりしないための防御のための機能です。外から入ってしまった病原菌や、がん細胞などといったものを退治してくれるのが、免疫細胞の種類である『NK細胞』です。

免疫力は、NK細胞が増えたり減ったりすることで、強くなることも弱くなることもあります。なので、免疫細胞であるNK細胞を増やすことで、免疫力を高くすることが実現できると言えます。

加齢や生活習慣、食事、そしてストレスなどによって、免疫力は左右されます。その中でも、食事や加齢は特に影響が強いのです。免疫力を高めるなら、バランスの良い食事を摂ることはとても大事です。

昔から、食事は腹八分目が良いとされてきましたが、そのことが最近になっても見直されているのです。空腹時にサーチュイン遺伝子が活性化されることで、細胞の中にミトコンドリアが増えていくということが、研究でもわかっています。

染色体の端にあるテロメアと言う細胞は、DNAを守る機能があります。ただ、細胞分裂をすることで、加齢によって機能が失われてしまうのです。サーチュイン遺伝子は、このテロメアが細胞分裂することを抑えることができます。

そういったことから、アンチエイジング効果が期待できるのです。長くなりましたが、要するに、ご飯は腹八分目ほどにするようにすることで、サーチュイン遺伝子が活性化させることができるということです。

なので、多少は空腹感がある必要があるのです。そして、炭水化物を摂り過ぎてしまうと、身体が糖化してしまうことをご存知でしょうか。身体が糖化すると、老化が速まってしまいます。

ご飯やパスタなどを多く食べる方は、そうでない方に比べて寿命にも差が出ることも考えられるでしょう。免疫力を高めることのできる食事とは、バランスを考えて食べることや、食べ過ぎない事などが挙げられます。

その他にも、抗酸化食材もうってつけです。例えばトマトはいかがでしょうか。トマトに含まれているリコピンには抗酸化作用があります。それに、細胞を傷つけてしまう活性酸素が発生することを抑えてくれるでしょう。

また、納豆やヨーグルト、チーズなどといった発酵食品も適しています。腸内の善玉菌を増やしてくれるので、腸内環境を整えることができます。納豆のビタミンK2は、骨の中にカルシウムを蓄えることができる作用があります。

さらに、キノコについては食物繊維のみならず、免疫を高めてくれる『β-グルカン』と言う成分が含まれています。この成分は、マクロファージやリンパ球といった白血球の中の免疫物質を刺激してくれる働きをします。

そして、緑黄色野菜である人参やカボチャ、ブロッコリーなどは、がんの抑制効果が望めるβ-カロテンと言う成分が含まれている点も特徴です。豆乳などの大豆製品は、抗酸化作用の強いイソフラボンが入っていることが魅力です。