終活とは、自らが希望する最後の迎え方についてや、死後に周囲の人が困ることのないように準備をすることを言います。これは介護を受ける側の人にとって当てはまる言葉かもしれませんが、介護をする方も終活について知っておくことが大事ではないでしょうか。

終活は、まず介護や医療についてのプランニングをすることが挙げられます。例えば、高齢者自身が判断をすることができなくなった場合に、介護や医療面、そして見守りについてはどの様にすることが望ましいかを考えておくことも1つです。

そして、医療に関する判断や介護を誰に託したいのかということ、延命措置や看取りについてはどの様な希望があるのか、望む医療や介護を受けるためには幾らくらいのお金が必要になるのかを把握しておくことなども挙げられます。

さらに、自身の終焉の時についても考えておくことも終活です。つまり、お葬式及びお墓の形式について決めること、葬儀の費用を用意すること、遺影に使う写真もあらかじめ決めておくことも大事です。

誰に自分の訃報を知らせてほしいか、葬儀社はどこに頼めばよいかということも、元気なうちに考えておくのです。続いて、死後に遺すものについても考えます。遺言書を書くことも大事ですし、住まいの整理や財産整理をすることも必要でしょう。

それに、形見も前もってあげたい人に渡しておくということもあります。自分史などを記すことも一案です。本人のためというだけではなく、後に遺される家族に迷惑をかけないようにと言う気持ちで行うのが、終活です。

周りを気遣う思いが感じられることもあり、終活と言う言葉は広く浸透していったのではないでしょうか。介護をしている側からすると、終活をしてもらうことも良いと思えるかもしれません。

しかし、実際には本人に直にしてほしいと言うことは簡単ではありません。とは言え、終活をすることで自分の人生に終わりがくることを見つめ直す機会があると、本人には利点となります。

もしかしたら、やり残したことがあり、それを思い出すことができ行動に移すことができるかもしれません。それに、家族の負担を経済的にも精神的にも減らすこともできるでしょう。

また、終活をすることで本人が自分を見つめなおすことができるようにもなるのです。終活を始めるなら、エンディングノートを書くことが最初に行うこととしてうってつけです。これは、終活を行う上で必要な事柄を書きだすことができるものです。

終活ではイベントが行われていますが、その中には『入棺体験』と言う、棺に入ってみるという体験があります。ただ、この体験は自分が入る棺を吟味するというものではありません。

棺に入ってみると、どうしても死というものを身近なものとして捉えることになるでしょう。その中で、これからはどの様にして生きて行けばよいのかということを、考えることとなるきっかけになるのです。入棺体験には、そういった意味合いがあるということです。